天皇杯
2019/05/13 16:32:22
皆さんこんにちは。
昨日まで東京の武蔵野の森アリーナで天皇杯 第47回日本車いすバスケットボール選手権大会が開催されました。
この大会には宮城MAXとして出場。
今年は11連覇がかかった大会でした。
例年通り、ドイツシーズンが終わって大会1ヶ月前に宮城MAXに合流。
短い期間でチームを作り上げて優勝を目指すといったタフなシナリオです。
今年はチームも若返りにチャレンジし、若い選手が一年間本当に頑張ってきました。
だから絶対に優勝したかったし、その為のサポートをしたかった。
しかし、今年は全国的に予選会から接戦でした。どこが優勝してもおかしくない、まさに国内最高峰の大会に相応しかったと思います。
さらに今年からは健常者も出場。
スポーツを通しての共生社会への挑戦もテーマにありました。
五体満足の選手が入る事でフィジカルもチームワークもレベルアップし、初出場してきたチーム。リアルに優勝に狙いを定めて準備してきたチームなど、本当にピリピリした勝ち負けの大会だなと感じましたね。
初戦は初出場の伊丹。
よく知らない相手が1番強かったりします。笑笑
まさにそんな試合でした。
若くて勢いがあるチーム。さらに健常者もいるのでチームワークもいい。
強かったです。まぁうちも固さがあった部分はありましたが。
初戦からハードな試合になったのは久しぶりで、良い着地が出来ました。
準決勝は古豪ワールド。
平均年齢37歳だったそうです。細かいスキル、細かい連携、本当に細部にまでこだわったバスケットボールでした。個人的に好きなバスケットボールですね。
それだけよく分かっているのでやられる時は、「やっぱりやられるよな」って感じで、個人的にはやり易かったですね。そして楽しかった。
これこそチームスポーツ!という素晴らしいバスケットでした。
決勝は埼玉ライオンズ。
思った通り決勝まで来たチーム。驚きも何もありませんでしたね。当然やるだろうと思っていたので。
スタメン5人中4人が現役日本代表強化指定選手。もう1人もリオパラリンピック日本代表選手。全員日本代表みたいなチーム。
勝ち上がって来ない方がおかしいです。笑笑
気合いも団結力も闘争心も素晴らしかった。
ただ、僕たちの方がそのスイッチを入れるスピード、そしてそれを実行ではなく遂行するチカラがほんの少し上だった。
点差では無く、勝ち負けは本当に最初の数秒で決まるという事を実感したゲームでした。
でも本当に最後まで果敢に、愚直に戦い続けていた事に本当に感動しました。
強さもしっかり感じました。
一回戦から色々な修正とチャレンジを続けて、無事に11連覇達成しました。
そして、令和初代チャンピオン。
更には令和初代MVP。
会場は決勝だけで、1万2千人の観客が入ったそうです。
人気も認知も上がってきました。
東京オリンピックパラリンピックまであと1年と少し。
この大会がまた新しいスタートです。
応援よろしくお願いします!
宮城MAX
藤本 怜央
コメント
ボラスタッフで、モップがけの人員になれなかったので、試合を観戦することが出来ませんでしたが、文面から、とても実りが多く、嬉しさがこみ上げている様子が、こちらにまで伝わってきます。優勝時のヒーローインタビューを聞くと、試合中には笑みをこぼされていたとか。普段試合中の藤本選手のイメージはまさに闘将で険しい表情のイメージですが、それだけ、手応えがあり、ゲームを楽しめたということでしょうか。
また、私は今年初参加のボラスタッフでしたが、
実は試合後にスタッフの方のご厚意で、上村元日本代表のレクチャーの元、コート上を車椅子で、ランニングしたり、基本のチェアスキルを教えて頂いたり、シュートをしたり、ミニゲームをして頂きました。
まだ熱気が冷めやらぬ会場で、藤本選手と同じ目線で、パラ会場のコートに立てたのは、とても感慨深かったです。スタッフの方、そして上村さんには、とても感謝しております。